気付いたら、悪魔の腕の中。
断ったら、お弁当つくらないとか言いかねない。
おとなしくここは従っておくのが最良の選択。
制服からTシャツとデニムスカートに着替えて、あたしは玄関を出た。
てか・・・22時じゃん!
こんな時間に女の子一人を外歩かせるって親としてどうよなの?
まあ、そんな遠くないし、さほど暗くないしね・・・。
スーパーまでの真っ直ぐな道を歩いていると・・・
げっ誰か来た。
別に不審者とは限らないだろうけど、怖いよね。
「・・・タマ?」
「へ?」
声のした前方を見れば・・・ゆうちゃん!?