☆ハイローハート
話の続きのように言われて、すぐに意味が理解できなかった


「ん?」と聞き返すと、ベッドの横に座ってる人影が見えて一瞬でアタシの横に横たわる

足元に丸めていた掛け布団をバサッとかけられた


「ちょっとッ!」

と上半身を起こして座る

「何なん理一ッ!」

「だって、話してても顔みえねーんだもん」


色々理由つけて、結局アタシと一緒のベッドに寝てるやんかッッ

理一が掛け布団をひっぱるから、引っ張り返した

「アタシ、暑がりやねんってば……」

と足元に布団を蹴る

「こっち」と腕を引かれると、あっさりと同じ枕に頭を置く姿勢

理一が横向きに体をこちらに向けている

アタシが彼に背中を向けると、そのまま背後からぴったりと密着されそうな気がして、アタシは仰向けになった

理一はまくらにひじをついて少し顔を起こすと、「髪が邪魔」と反対の手でアタシの髪をよけた

そして、そのままアタシの髪を触り続けている


アタシだけじゃない

理一も、夜の魔法にかかってる


理一がアタシの家に来たのは、正解か……間違いか

アタシが理一を家にあげたのは、正解か……間違いか


月明かりでぼんやりとした視界

同じベッドにいるこの状況は……

誰が作ったの???


「もう、早く寝てよ」

「みさきも寝れば」

「じゃあアタシは寝るっ」

とアタシは目を閉じた


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