コスミックダスト-戦塵の宮殿
振り返ろうとした瞬間、頭を鈍器で殴られた。
「両手を頭の後ろで組め」
頭上で感情のない男の声がした。
振り返りそびれたので憶測だが、男は恐らく数人いる。
「そのまま歩け」
オレたちはその感情のない声に従うしかなかった。
万事休す。
そんな言葉がオレの頭の中を過った。
振り返りそびれたので憶測だが、この圧迫感は、皆かなりデカいヤツらばかりだ。
そう言えば須原サンもミドリもデカかった。
この国の人種は巨大なのか。
いや、違う。
だってサムトはどう見ても170に届かない。
まだ子供だからか?
それとも、いいものを食っているヤツらだけがデカいのか。
オレは呑気なことを考えていた。
不思議と恐怖はそれほど感じなかった。
「両手を頭の後ろで組め」
頭上で感情のない男の声がした。
振り返りそびれたので憶測だが、男は恐らく数人いる。
「そのまま歩け」
オレたちはその感情のない声に従うしかなかった。
万事休す。
そんな言葉がオレの頭の中を過った。
振り返りそびれたので憶測だが、この圧迫感は、皆かなりデカいヤツらばかりだ。
そう言えば須原サンもミドリもデカかった。
この国の人種は巨大なのか。
いや、違う。
だってサムトはどう見ても170に届かない。
まだ子供だからか?
それとも、いいものを食っているヤツらだけがデカいのか。
オレは呑気なことを考えていた。
不思議と恐怖はそれほど感じなかった。