読めない手紙
瞬にメロメロのお母さんを振り切って、自分の部屋に入る。
「うわ、散らかってる」
部屋に入って開口一番、シュン様は素直に直球を出した。
「しょうがないでしょー」
ダンボールを部屋の端によけてスペースを作りながら瞬を睨んだ。
反撃されると思ったら、瞬は何も言わないでベッドの上に座った。
空気が悪いな、と窓を開けるとサァッと風が吹き抜けた。
髪が風になびく。
んん、いい風。
窓から庭を見渡して、ふとポストが目につく。
……あ。
「どしたの」
急に鞄をガサゴソやり始めた私を、不思議そうにみている。
「んっとね、ちょっと待って……あったあった」
鞄から今朝入れた小箱を取り出して瞬に見せる。
瞬は首を傾げて小箱を受け取った。