3両目の王子様 【短編】



「3両目の王子様」
ってゆうのは、あたしが勝手につけた名前。

始めてみた日から、王子様って感じだった。



あたしがあの電車に駆け込んだ、
あの日
私は彼の前の席に座った。



「…ふぅ。」
と一息ついて、顔をあげたら、
彼と目があった気がした。
少し微笑んでくれたように見えた


私はなんか恥ずかしくなって、
視線をそらしてしまった。

…激しい後悔。

うわー…。絶対今の、感じ悪かったよね。
そう思ってもう一回顔をあげた。




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