神様、恋をください。
「入院すれば、お前に会えるとか馬鹿なこと考えて、飯食わなかったりしてたんだ...。」
『なんで、そんなことするの...』
「お前だって待てなかったくせに...それと同じ気持ちだったんだ。」
病院を飛び出したときのことを思い出した。
慶仁に会えないのが苦しくて、もうどうにでもなろうと思ったときのこと。
『...そう、だったんだ...』
「俺たちやり直せる??」
慶仁は真面目に言ってる。
空を見た。見たら少しまだやり直せる気がした。
『うん。まだ間に合うよ。』
うん、今なら大丈夫。
今ならもう飛び出したり、苦しいからって抜け出したりしない気がする。
少し、強くなった気がする。
「つか、間に合うってどういうこと?」
慶仁は知らないんだ
外出許可のこと。
「杏ちゃんと華恋と菖、外出許可がでたんだよ!!」
華恋が大声で割り込んできた
「お兄ちゃん、それもしらなっかたのぉ?」
華恋はうざそうに言った。
「...ぉぅ。」
『知らなくて当たり前じゃん。気にしないで、ね?』
「んぢゃ、華恋、お兄ちゃんに海連れてってもらお♪」
え??
華恋なんで??
「やだ。俺は杏樹と行きたい。」
『え??』
もう皆、私に疑問を持たせすぎ。
「だから...海。行こう!」
大声出しすぎ!
私はップって笑った。
「よかったね。杏ちゃん♪」
華恋がニヤニヤ小声で言った。
そういうことか、
華恋は私たちの為に、さっき海行こうとかいったんだ。
隣のベッドで菖は私に
ピースをした。