貴方の恋人になりたいです
そっと的場を覗いて見ると、そこには意外な人がいた。
「那智にぃ!?」
「お、朔良やん。おまえも討ちにきたん?」
爽やかな笑顔を向け、那智にぃは私を暖かく迎えてくれた。
「うん、なんかムシャクシャして…」
「ストレス発散かいな。朔良らしいなぁ」
あはは、と豪快に那智にぃは笑った。
「ほんなら勝負しよか。勝ったらうまいもん奢っちゃる」
「ほんと!?やるやるっ!」
奢ると言う言葉に釣られ、那智にぃと勝負することになった。