戀愛物語
「夢の…私の夢に出て来る、あの男の子と…そっくり…」
胸に手を当て、今日も見た夢のことを想う。
みことは幼い頃から、全く同じ夢を何度も見続けていた。
それは、三森巡…転校生の彼と全く同じ顔をした男の子が出て来る夢。
優しく笑いかけて来てくれて、抱きしめてくれる。そして、何かを語りかけてくる夢。
唇は動いているが声がなく、いつも何を言っているのかわからなかった。
それでも大切なものを見るような瞳を向けられるだけで、みことは満たされていた。
身を任せて、ずっと触れ合っていたい。夢の中の男の子からも、同じ気持ちを感じていた。
けれどみことはいつも、そんな男の子を残して夢から覚めてしまう。だから余計に恋しく想う心があふれていた。
胸に手を当て、今日も見た夢のことを想う。
みことは幼い頃から、全く同じ夢を何度も見続けていた。
それは、三森巡…転校生の彼と全く同じ顔をした男の子が出て来る夢。
優しく笑いかけて来てくれて、抱きしめてくれる。そして、何かを語りかけてくる夢。
唇は動いているが声がなく、いつも何を言っているのかわからなかった。
それでも大切なものを見るような瞳を向けられるだけで、みことは満たされていた。
身を任せて、ずっと触れ合っていたい。夢の中の男の子からも、同じ気持ちを感じていた。
けれどみことはいつも、そんな男の子を残して夢から覚めてしまう。だから余計に恋しく想う心があふれていた。