偽りの温もり
「ちーっす」

「おはよ」

会社では
同僚のヒデと
共にする毎日。

隣にリオがいたらって
最近、考える。

こんなに
好きになったこと
今までなかった。

「あ、まさ。
リオと
付き合うことに
なったんだって?」

「…うん」

なんで知ってんだ?

「あ、ちなみに
リオから聞いたから。」

俺の心は
丸見えなのか?

「…へぇ…そっか」

初めて会ったときから
気になっていたのは
リオとヒデの関係。

リオは
何もないって
言っていたけど
何もない事は
なさそうだった。

「…あ、今
俺のこと疑っただろ?」

「んなこと、ねぇよ」

ヒデはカッコイイと
同性の俺も思う。
もちろん
変な意味ではなく。

だからこそ
心配になる。

< 87 / 120 >

この作品をシェア

pagetop