君の隣で…
*紗知...side....*



ほんとに大丈夫かなぁ
今日もバイト行ってるし…

あの子はいつも自分から言わないし聞いても『大丈夫、平気だよ』しか言わないからこっちも聞けないのよねぇ~


人のことになると自分のことはにのつぎだし…




結衣、ほんと何でも言ってよ…

頼ってよ

私は昔あんたに助けられたんだよ

私だって結衣が大切だし、助けたいんだよ


ねぇ

今何思ってるの

ちゃんと笑えてないよ







「おっ終わったなぁ~
ありがとう。あれっ吉澤は?」

「あっ先生~
この量はないわぁ...疲れたんだからね!結衣はバイトから電話きて行きました」

「そうか...なぁ上村...あいつ最近元気なかっただろ?なんかあったのか?」



先生、ちゃんと生徒のことみてるんですね



「大丈夫ですよ、元気がないのは疲れが溜まってるみたいです」

「そうか、じゃあここ鍵閉めておくからもう帰っていいぞ、ほんとに助かった。ありがとう」

「はい」





結衣、あんたのことを心配してるのは私だけじゃないみたい

先生もそうだし、他のクラスや友達だってみてる子はみてるんだよ



だから辛くなったら頼って......
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