千変万化の剣
「取り合えず、シンに向かえばわかる。」
ネネが言う。
「そうだな。
シンへ行くぞ。」
王女が言う。
「王女様、兵士の準備はしなくていいんですか?」
「何かあった時に城を守る必要がある。」
シン国
「ひ、一人もいませんね。」
イヨが言う。
「全員、戦争に駆り出され、幸大の手で滅んだのかも知れん。」
ネネが言う。
「イヨ、近づき過ぎると歩きづらい。」
王女が言う。
「す、すみません。」
「しかし、本当に誰も居やしねぇ。」
ベンケイが言う。
「人の気配がこの扉の奥からします。」
クノイチが言う。
「ここは?」
「ここは虎姫の城の謁見の間と同じだ。
つまりは、玉座だ。」
ネネが言う。
「開けますよ?」
クノイチが扉を開き、皆が中に入った。
そこに居たのは…
「シバイ!?」
ネネが言う。
「くっ!
貴様らか。」
「おや?
シバイさん、右腕は何処へ?」
クノイチが言う。
シバイは右腕がなかった。
「貴様らの勇者に切り落とされたのだよ。」
「幸大は何処だ!」
「一国の王女ともあろうお人がたかだか男一人に声をあらげるとははしたない。」
ネネが言う。
「そうだな。
シンへ行くぞ。」
王女が言う。
「王女様、兵士の準備はしなくていいんですか?」
「何かあった時に城を守る必要がある。」
シン国
「ひ、一人もいませんね。」
イヨが言う。
「全員、戦争に駆り出され、幸大の手で滅んだのかも知れん。」
ネネが言う。
「イヨ、近づき過ぎると歩きづらい。」
王女が言う。
「す、すみません。」
「しかし、本当に誰も居やしねぇ。」
ベンケイが言う。
「人の気配がこの扉の奥からします。」
クノイチが言う。
「ここは?」
「ここは虎姫の城の謁見の間と同じだ。
つまりは、玉座だ。」
ネネが言う。
「開けますよ?」
クノイチが扉を開き、皆が中に入った。
そこに居たのは…
「シバイ!?」
ネネが言う。
「くっ!
貴様らか。」
「おや?
シバイさん、右腕は何処へ?」
クノイチが言う。
シバイは右腕がなかった。
「貴様らの勇者に切り落とされたのだよ。」
「幸大は何処だ!」
「一国の王女ともあろうお人がたかだか男一人に声をあらげるとははしたない。」