ずっと好き。
ずっと、ずっと我慢してきたけど。

会えないって言うのがこんなに辛いって言う事は、前から知ってたけど。

実際に体験すると、めちゃめちゃ辛くて。

耐えきれなくて、苦しくて、泣きたくなって。


「私・・・こんな想いするために海君に恋したの・・・?」


恋という物に絶望的になって。

恋という物を恨んで。

どうして、私は海君を好きなのか、自分に問い詰める。


答えは、ひとつしかなかった。


「その人と出会えた事が、運命だと、信じているから・・・?」


信じているから。

海君と出会えたのは、偶然なんかじゃなくて、運命なのだと。

信じているから。



< 112 / 136 >

この作品をシェア

pagetop