黒猫~special cat~


「答えろよ…ッ」




『--------馬鹿じゃねぇの?』

「…っ!?」


『そういえば、戻ると思ってんの?』



俺は、つくづく最低な奴だと思う


自分が言われて傷付いた言葉を、簡単にいってのける。


『…甘い、考え方が甘い』


(ほんと、悪趣味。)


『……仲間?…んなの、信じない』



俺の昔とダブるようで、すごく、すごく……







『お前らは、俺の何を知ってんの?』



苦しい。



「じゃあさ、」

泉が真剣な瞳でこっちを見る




「なんで泣いてる訳?」





ーーーそんなことぐらい、気付いてた


だから、驚くこともない。
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