【B】君の魔法
それなりにバランスのとれた
学生生活の中で、
一際、輝いていたのが
彼女。
雪路 尊子。
彼女は……
真っ直ぐな心で、
周囲と接して
和ませる。
その彼女の優しさは……
たちまち……
学年の男性陣からの
人気者になり、
彼女の周囲は
ラブレターで溢れかえった。
下駄箱を開くと
ラブレターが零れ落ち、
放課後の校舎の裏を
覗けば……
呼び出された彼女が
男の人と過ごしてた。
どれだけモテても
彼女の態度が
奢ることはない。
そんな彼女の優しさは
勿論、俺にも
平等に降り注いだ。