【B】君の魔法
目覚めたのは
武流さんのベッド……。
どういう事?
……やはり……。
シャワーを止めて
用意してくれていた
バスローブに身を包んで
シャワールームを
ゆっくりと退室する。
「おはよう」
その部屋に
戻った途端に
降り注ぐ、彼の声。
まだ寝起きなのか
少し掠れたような
声で囁くように紡ぐ。
「ごっ、
ごきげんよう」
何を押されてるの。
堂々としてなさい。
もし……
体の関係が
あったとしても
恥ずかしいことじゃないわよ。
お酒の席でのこと。
なんて……
様々な思考を
張り巡らせながら
彼の次の言葉を待つ。