王子様の溺愛カメラマン
冬島先輩は顔を上げた。





「どうしても…僕じゃ駄目かい?」







「ごめ…んなさい」






声が震えた。





ここまでしてもらって。

演奏する冬島先輩の姿に見惚れて。






だけど―――…


それでも私は―――…









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