王子様の溺愛カメラマン
日向マン挨拶へ行く
―――――――…
――――…





チュンチュン…

ブロロロー…‥




新聞配達のバイクの音。

静かだった街が僅かに動きだした。




シャッ…

カーテンを開けると東の空には朝靄がかかり薄いブルーになっていた。





やっと朝か…


俺は暇潰しに読んでいた雑誌を閉じるとベッドの上でうーんと伸びた。



ベッドの下では寝息を立てるエマ。


いろんな事が一気に起こり俺は一睡も出来なかった。





しかも今日はエマの家に挨拶に行くし…






ふわぁ…とあくびをしてから、エマを起こさないように部屋を出ると


俺はそのまま朝シャンをすべく風呂場に向かった。


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