王子様の溺愛カメラマン
私は目を輝かせた。


「日向くんて意外とモノ知りなんだね!」




意外と…は余計かな?


だけど自分が知らないことを知っている日向くんは


なんだか大人びていて知的で胸がときめいた。




「ふふん」


日向くんは得意げな顔をする。


「お嬢さん、旅先の文化や歴史を知るのは旅人の基本的なマナーだぜ?」


「あはは、日向くんカッコいい!」


「って北山さんが言ってたんだけどな」


「え~なにそれ」


日向くんと私は大きな口を開けて笑った。







汗ばむ体、眩しい太陽

二人一緒にいられる幸せ。




楽しい!

楽しい~!!



日向くんがいるだけで、なにもかも楽しい!





日向くんへの好きが
怖いほど加速していく…。





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