わたしの生きる道
「ふふっ。カナを見てると、それは良く分かる。カナ、菜雪さんにスッゴク愛されているもんね」

ミホが笑って言うので、何とも気恥ずかしい気分になる。

「うっウチのことはともかく! 今はミユちゃんのことを優先!」

「はいはい。あっ、コレが今気に入っているみたい」

「どれどれ」

日曜の朝、やっている女の子向けのアニメのお菓子があった。

キャラクターのフィギュアと、チョコ菓子が一緒に入っている。

「今ここにあるのは六箱か…」

「ちょっ、ウチんとこは一箱でいいからね!」

「え~、でもせっかくあるんだし…。買わなかった箱の中に、ミユちゃんの欲しいのがあったら、イヤじゃん」
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