【完】俺様彼氏×鈍感彼女




「”尊敬”なんかじゃねぇよ。一人の女として、好きだって言ってんだけど?」


それって…こく、はく??


「へっ?!///」


あたしは思わず、顔を真っ赤にした。


「ぁ、ぅ…//」


告白なんて初めてされたぁぁぁ//


「ぁのー…罰ゲーム、っていうオチじゃ…」

「ふはっ! そんなガキじゃねぇよっ! …ずっと前から、な」

「ぇ…」


日野くんは、懐かしそうな目でそう言った。


「でも…あたし、全然日野くんの事知らないよ…?」

「いやっ! 今すぐつき合って欲しいわけじゃないしっ!」

「?」

「そりゃ、俺に少しでも気があるんならつき合って欲しいけど。杉風が俺に気がない事ぐらい、わかるしなっ!」

「じゃあ…」


そっと、日野くんは微笑んで言った。





< 19 / 117 >

この作品をシェア

pagetop