先生は蒼い瞳の狼くん*2nd
「……」
15分くらいだろうか…長い長い話しを終えると、瑠花は机に頬杖をつく
「そーゆう事ね」
「うん」
「なんかさ、この間病院から帰って来てから様子はおかしいと思ってたんだけど、ただ具合がまだ悪いのかなぁって思ってたくらいだったんだけどな」
「………」
「さっき、感じた違和感と。普段女子生徒を名前で呼ばないちーちゃんがサラを名前で呼んだ時の違和感が一致したって感じ」
うっ、やっぱり、するどい――…
「瑠花ってば、凄いね」
「は?何が?」
「なんか、いつも勘がいいと言うか…野性的?」
私がそう言うと、ピクッと瑠花の肩が動いた
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