先生は蒼い瞳の狼くん*2nd
まるで、私の言った言葉が信じられない、そんな顔
だけど、付き合ってないのは事実だから、嘘はつけない
「ちょっと、待って。サラ?」
「はい?」
「好きって言われたんでしょ?」
遠慮がちにコクりと首を縦に動かす
「サラも好きって、言ったんでしょ?」
「はい。」
「それで、キスしたんでしょ?遠慮しないからって言われたんでしょ?」
あっ、あらためて瑠花に言われたら、なんか恥ずかしくて。私は少し赤くなりながら頷いた
「じゃあー…な、なんでっ」
ピクッ、ピクッと瑠花の身体が小刻みに動く
「る、瑠花?」
「ちーちゃん、エロ保健医め!!」
ガタンっ、音を立てて立ち上がる瑠花はちゃぶ台をひっくり返すオヤジみたく迫力があって
今度は私が唖然としてしまう―…
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