先生は蒼い瞳の狼くん*2nd
心なしか顔も険しくて―…
「納得いかない!」
え?なっ、納得?
そう言い、教室の出入口をみる瑠花に嫌な予感が私を襲った
まさか、いや、まさか
まさか、ないよね?
最悪の光景が頭に浮かんだ瞬間―…
「文句いってくる」
「え?」
「ちーちゃんに文句言って来るの!」
「なっ」
瑠花が保健室に向かって走った瞬間
「ま、待って!」
私はそれを阻止するように瑠花に抱き付き出入口ギリギリで彼女を止めた
「ちょっと!離しなさいよ!」
私の腕を引き離そうとする瑠花に必死に抵抗する
離せるわけがない。
意地でも離さない!
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