先生は蒼い瞳の狼くん*2nd




神の助けだと、今の私には彼らがそんな風に見える


「げ、サラ!早く離してよ!」


瑠花も瑠花で何かを感じたのか、私の手を引き離そうとする彼女に力が入った


ここで、逃したら大変な事になる―…

そんな思いで私は二人を見つめた


「お願い!助けてぇ!」

「「は?」」


「サラ!それは卑怯よ!女同士の戦いに男をいれるなんて!」


卑怯でもなんでもいい


「後藤くん!久保くん!瑠花を押さえて!」


私の台詞に二人は目を見合わす


「二人とも!手を出したら分かってるわよね!?」


「「………」」


「お、お願い!」

「サラに協力したら、もう女の子との仲介しないわよ!」


「「………」」


「後藤くん~っ、久保くんっ」
















結局―……











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