先生は蒼い瞳の狼くん*2nd
「そんなに変か?俺は」
「え」
いや、そんなことは…ないと思う―…
振られた会話に一生懸命に首を振ると先生は笑いながら私の頭から手をどかす
「だ、そうだ。渡部」
「えー。サラはちーちゃんの味方なわけ?」
「いや、そう言うわけ「当たり前だろ」」
え?
私の言葉を遮りそう言いきる先生にビックリする
「ふうーん、そうなんだぁ…って!なんでちーちゃんが答えるのよ!」
鋭い突っ込みに先生は声をあげて笑う
「な、なにその笑い!」
「別に、な?サラ」
「サラ?」
「…あっ」
頬をつりあげこっそりと小指を上げる仕草に、先生との指切りを思いだす
た、確かに…味方って言ったけど!はっきりとは言わないもの、瑠花が不思議に思うような事は言わないで欲しい!
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