もう会えない君。


――次の日。
私は夏休みの課題を黙々と進めていた。


朝、起きてからずっと勉強していた所為で頭痛が私を襲った。
だけど明日の分までの課題を今日中に終わらせないと!
そう思うと自然とペンを動かせている自分が居た。


授業中に先生の話を聞いていなかったわりにはスラスラ解けた。
化学からは面倒な課題ばかり出されていたので私は一番苦手な数学から取り掛かっていた…のだけれど数学は案外、早く終わった。


残る教科は国語と世界史…それから英語と化学。
夏休みの課題は中学時代より多く感じた。


カチカチと音が刻まれてゆく中で私は勉強に没頭した。


だから携帯が鳴った事に気付いたのは20時を過ぎた頃だった。


お昼も摂らずに勉強していたからお腹はかなりペコペコ。
冷蔵庫の中から梅干しと海苔を取り出して、おにぎりを作った。
麦茶をグラスに注いで再び、勉強を再開しながら夕飯を摂った。


麦茶を口に流し込んでいると携帯のランプが点滅している事に気付いた。


あ…
そういえばサイレントにしてたんだった。


急いで携帯を手に取った。


[新着メール1件]と表示されているのを見て、そのメールを開いた。
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