もう会えない君。
なんで俺がこの事を知ってるかというと、この真相を暴いたのが悠だからだ。
中学の時に隼の彼女が悠の方に行った事を一番不審に思っていたのが悠だった。
しかも今、凛ちゃんが隼と付き合ってるのにそれを阻止しようとしてる人間が居る。
おかしいと思った悠は中学時代に隼と付き合ってた彼女…というか、自分の元カノでもある人物に電話を掛けて本当の事を聞き出したんだ。
そしたら…
由香里からの嫌がらせと恐喝が原因だって事が分かった。
だから悠は黙ってたんだ。
凛ちゃんと関わりを持つ、俺にだけ教えて、「凛には言うな」って口止めされてたんだ。
だけど、これ以上、黙ってたら凛ちゃんが壊れると思った。
ずっと黙っていようと思ってたけど今の凛ちゃんを見たら話さずには居られなくなって…。
由香里の目的はただ一つ。
隼を自分のモノにするだけだ。
つまり、恋人関係になる事を望んでる。
今のような“偽り”ではなく、“本当”のカップルになろうとしてる。
でも隼は拒否してる。
それは凛ちゃんが居るから。
凛ちゃんだけは苦しめたくなくて、傷付けたくなくて、隼は付き合ってる“フリ”をしてるんだ。
じゃないと凛ちゃんに徹底的な嫌がらせが盾先が向く。
最悪の場合、凛ちゃんが学校を辞める羽目になるかもしれないんだ。
隼はその事を知ってる。
だからこそ、わざと演じてるんだ。