もう会えない君。
地味でもいい。
嫌われてもいい。
一人ぼっちのままでもいい。
助けなくていい。
笑えばいい。
嫌いなら嫌いのままでいい。
好きなだけ笑え。
好きなだけ叫べ。
私を殺したければ殺せ。
男なんて…大嫌い。
大人なんて信用しない。
皆、嫌い。
明日なんていらない。
誰も信じない。
…裏切られるだけなんだから。
いつだって私に味方なんて居なかった。
一人ぼっちが当たり前だった。
私に光が射す日なんて一生来ないと思ってた。
そんな私を救い出してくれたのがたった一人だけ居た。
気付いてくれた人が…
変えてくれた人が一人だけ…
ううん、もしかしたら私が気付かぬ間に私に救いの手を出してくれてる人は居たのかもしれない。
ずっと我慢してた。
ずっと言わないで居ようと思った。
自分の意思を失くしてしまえばいいって思った。
だから押し殺して来た。
自分の意思も感情も全てを。
でも…。
隼、貴方だけは違ったね。
私の心を、作り直してくれた。
ボロボロだった私の心。
信じる事を忘れた心。
点滅していた私の世界を貴方が変えてくれた。
モノクロだった私の世界に貴方が鮮やかな色を着けた。
カラフルな色で私の世界を変えてくれた。
貴方と出会って私の心は変わった。
貴方と出会って私の世界は変わった。
絶望の淵から救ってくれたのも、信じる心を作りだしてくれたのも、私の世界を美しくしてくれたのも…全部、貴方が初めてでした。
そんな貴方が目の前で目を瞑っている…。
もう二度と覚める事のない永遠の眠りに就いている…。