Strawberry & Happy Birthday
「か、かか課長っ!?」
こ、こんな昼間の公園で!
な、何をやらかすんですかー!!
周りの視線が痛すぎますってー!!
「…少し安心した」
「え?」
「まだこの町にいてくれて」
課長、何でそのこと知って…!?
「尊さんから…お前の祖父さんから聞いてたからな。それにニーナも言ってた。お前はこの時期になると雲隠れするって。だから今日はお前探しに徹夜覚悟してたんだけど…その前に見つけられてよかった」
そう言って課長は優しく私の頭を撫でた。
まったく…。
こんなときだけ優しくして…。
ホントずるいよな課長は…。
「大丈夫ですよ。私はもうどこにも行きませんから。ちゃんと、両親と、向き合ってみるって決めましたから」
「向き合うって…お前一人でか?」
「え?…そりゃあ、まあ、私のことだし…。両親がどんな人たちで、どんな想いで私を生んだのか、それがはっきりわからないと、自分の誕生日なんて祝えないし…」
「だから、そういう大事なことをお前一人で受け止められるのか?」
う、受け止められるって…それは…っ。