Strawberry & Happy Birthday

「それにお前がなんと言おうと、こういう時は独りより誰かが隣にいてくれるだけでも気が楽になるもんなんだよ。…俺もそうだったしな」





え…?


課長も…?







「俺も親父が生きてるとき、聞いたことがあるんだよ。なんでお袋は俺を生んだのかって。…子供の頃はどこで何をしてんのかもわかんねぇ母親のことを気にしてたっけな」






課長のお母さん…?



課長の家って確か父子家庭でしたよね?



そのお父さんも課長が中学生のときに亡くなって、他に親類もいなかったから施設に預けられたって…。









「課長、あまりお母さんのこと話したがらなかったからてっきり私、お母さんも亡くなってるのかと…」



「いないのも同然だったからな。俺の記憶の中の〝母親〟はただの〝他人〟だった」

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