ナルシー少年☆蛍斗くん


「大木、俺の妹口説くな。」


兄ちゃんッ!!


「えぇ?そうなんだ。なおさらいいじゃん。妹なんだろ?」


"おまえの妹なら大切にする"


って

え゛ぇ!?


「い、妹みたいな存在って意味で!!大木には紹介しないよ。」

「もう知り合っちゃったし〜」


なにそれーー
怖いんですけど・・・


ヒィッ!!

兄ちゃんを差し押さえて私に一歩近づく、デカイ人。

「おい。」

突然の大きな声に皆の視線が一点に集まった。

あの声は蛍斗の声。

ノーマルないつもの声の蛍斗。



私も何事かと奴を見つめた。


「そいつ彼氏いるから。」


え・・・?


そう


だった・・・


すっかり忘れてた。




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