ナルシー少年☆蛍斗くん
「うっ・・・」
そろそろきつい。
まだ、4個目なのに・・・。
奴はもう6個目にはいろうとしている。
あの細い体の何処にはいるのだろうか。
ご飯はそこまでたくさん食べないのに、お菓子や甘い物となるとペロリと食べてしまう。
きっといつか糖尿病になるだろう。
いい気味だ。
私は食べる気も失せ、ぼんやりと蛍斗を眺めた。
それにしてもよく食べるなぁ〜
「何見てんの?もしかして、俺の美しさに見惚れてた???」
なんでそう思うかなぁ?
何が何でも私が蛍斗に関心があると思いたいみたいだ。
しかも絶対勘違いしてる。
ニヤニヤしてるし。嬉しそうだ。
そんな顔されると『食いっぷりを見てた』とは言えない。
私って、優しいなぁ。
とりあえず、勘違い野郎は無視しよう。
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