【短編集】闇に潜む影
私を見つめるうつろな瞳。
そこに映る私の顔は、いつも以上に笑っている。
掃除する時よりも。
男を相手にする時よりも。
そんな自分の顔を確認して、私は部屋を出て行った。
私の心は、やはり少しは晴れていた。
体も少し軽かった。
だけど、彼氏に送られたメールを思い出すと、
やはりいつもよりは心は晴れていない。
暗雲が再び立ち込める前に、私は狭いアパートを出た。
コンビニに、自分の朝食を買いに行くために。