君が笑える明日
ピンポーン
気のぬけたチャイムが鳴る。
先程響いた隣の部屋からの物音のこともあり、二人は顔を見合わせる。
時刻は11時半を回ったところだった。
「はい」
ヒロがドアを開けた。
しかし、ドアの先には誰もいない。なんなのかとドアを閉めようとした、すると自分の着ていたTシャツを引っ張られる感覚。
下を見ると、
「…は?」
思わずあげた気のぬけた声に、太一が寄ってくる。
「子供じゃん!」
太一も驚きの声をあげる。
そこにいたのは、幼い少女。
栗色の髪を二つに結って、大きなクリクリした瞳でこちらを見つめている。
このマンションにはヒロと太一の他にも何人かの住人がいたが、こんな少女は見たことがなかった。
「ど、どうしたの?」
気のぬけたチャイムが鳴る。
先程響いた隣の部屋からの物音のこともあり、二人は顔を見合わせる。
時刻は11時半を回ったところだった。
「はい」
ヒロがドアを開けた。
しかし、ドアの先には誰もいない。なんなのかとドアを閉めようとした、すると自分の着ていたTシャツを引っ張られる感覚。
下を見ると、
「…は?」
思わずあげた気のぬけた声に、太一が寄ってくる。
「子供じゃん!」
太一も驚きの声をあげる。
そこにいたのは、幼い少女。
栗色の髪を二つに結って、大きなクリクリした瞳でこちらを見つめている。
このマンションにはヒロと太一の他にも何人かの住人がいたが、こんな少女は見たことがなかった。
「ど、どうしたの?」