*俺様教師×天然生徒*


「付き合ってた時は、毎日SEXしてたやんか。」

「黙れ。」

「こんな若い子と毎日してんの〜?」


もうヤダよ…。


すると絵理って人の胸倉を掴んだ先生。


「女に手あげたない。俺はもうあの頃とは違う。俺には雫しかいてない。」

「っ……くっ…苦しいってば…」

「分かったんやったら、俺らの前から失せろ。」

「…っ…ずっと好きやったんやから!」


……もう…


限界だったのかもしれない。


「雫っ!!」


気が付けば走り出してた。


意味わかんないよ…。


いきなり元カノ現れて?


散々馬鹿にした挙げ句


キスまでしちゃって?


昔話聞かされたなんて…


たまったもんじゃない。


怒ってるのに、溢れ出すのは涙…。


1番嫌だったのがやっぱりキス。


他の人とのキスシーンなんて見たくなかったよ…。


無我夢中で走ってるうちに知らない場所…。


迷子だ…。


賑やかな商店街も、


今の私はなんとも思わない。


「君、めっちゃ可愛いや〜ん!」


こんな時にナンパしないでよ…。


「泣いてるん?俺らが慰めたるやん!」

「い…いいですっ…っ……」

「えぇ〜?!めっちゃ泣かせたみたいやん!泣かんといて〜??」


目の前の若い3人の男の人。


何故か悪い人に見えなくて…。


近くのカフェに入った…。








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