*俺様教師×天然生徒*


「俺って、若い頃の行い悪かったねん。初めて付き合ったんが絵理。」


黙って聞いてる雫…。


そう。


若かった中2の頃。


まわりが次々に経験していってて焦ってたんやと思う。


幼いながらに、付き合ってもないやつとヤるんはあかんって思ってた。


そんなときに告ってきたのが、絵理。


付き合って三日でヤった。


俺たちは体の相性がよかったんやろ…。


お互いがお互いを求めて…。


でもしばらくしたら冷めてきて…。


別れようってゆっても、うんとはゆってくれへんかった。


初めて経験した浮気。


絵理じゃなくても…誰でもよかった。


浮気したってゆったら別れてくれるかと思ったけど、違った。


段々感覚がおかしくなってきて、


絵理の前で他の女を口説くのも平気になった。


そんな生活が続いた4年。


大学の時に、泣きながら『耐えられへん』てゆわれた。


絵理の悲しそうな顔が忘れられへんかった…。


遊ぶ女だけおったらいい…って思ってたのに。


雫に初めて会った時、びっくりした。


運命の人に会ったら『ビビっ!』てなんかくるらしいけど、


まさかそれがほんまにあるなんて思わんかった…。


話おわると、やっぱり泣いてる雫。


「信じても…いいのっ…?」

「ん…。ほんまに…俺には雫しかおらん。」

「4年って…長いよ…私たちまだ5ヶ月だもん…っ…」

「時間とか関係ないやん?今からの時間を大切にせな。」

「せんせぇ〜…、先生は私のだもん…」

「ん…雫は俺の…っん?!」


めっちゃキスされてますけど!!


「雫っ?!」







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