*俺様教師×天然生徒*


「だっ……だいすき…」

「…なんか…おしい。」

「やっぱ…むり〜…」


恥ずかしいもん…。


「ははっ!なにその可愛さ。」


可愛くないよ…。


先生はかっこよすぎるんだよ〜…。


先生とは思えないぐらい若い服装…。


かっ…こいい……。


「ほんなら俺は帰ります〜」

「先生もご飯食べて帰らないの?」

「今日ぐらいふたりで過ごしなさい?」

「へ…?」

「親父さんが待ってる」

「あ…」


駐車場に入ってきた見慣れた車。


まだ6時なのに…。


急いで帰ってきてくれたんだね?


「先生?今日はありがと…。」

「ん…。」


名残惜しい中車から降りた。


「雫!」

「えっ…?…わっ!」


先生から投げられた小さな箱。


「これ……!」

「可愛い雫に誕生日プレゼント。」


箱を開けると中から可愛いネックレス…。


これを一人で買ってくれたの?


こんな可愛いの…。


いろいろな物が込み上げて泣いちゃいそうな私。


「だ…大輔くん…!」

「!?!?」

「あ…りがと…」


真っ赤な先生…。


「あぁ〜…もうっ!」


腕を引っ張られ、再び車へ逆戻り…。


「大輔…くん?」

「あかん。それやばい…」

「へ?」


わぁ…。


先生…真っ赤っか…。


それがなんだかおもしろくて…。


「笑うな馬鹿…。」

「大輔くん大輔くん大輔くん…」

「だまろか〜…」

「だいっ…んぁっ…」


優しいキス…。


気持ちが伝わる…。






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