引っ込み思案な恋心。-2nd





「映美佳…、昨日はごめんね」



「え?柚……?」



「徒競争までの間、話を聞いてもらってもいいかな…?」






自分で答えを決めた今、私の心も今日のきれいな青空…とまではいかなくても、少しだけ雲が取れた気がした。






気持ちもだいぶ整理できたし、映美佳に話す準備もできた。






私がそう言うと、映美佳は嬉しそうな顔になってうなずいてくれた。






「心配したんだよー。昨日、松沢さんに何か言われたの?」



「うん……」






少しだけ心配そうに私の顔をのぞき込んできた映美佳に、私はゆっくりと口を開いた。













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