『霊魔伝』其の壱 木の章
「なるほど、わかりました。
まず肝腎なのは、その蛇の霊魔の所在を突き止めることでしょう。
そして、供養をした方がよいでしょう。
生け贄は必要ありません。生け贄を捧げることは、新たな恨みを呼びます。
それに、複数の命を奪っているのですから、
これ以上命を奪うことをやめさせなければならない。
最悪は戦いになったときです。
蛇の霊魔だとすると、その能力は相当高い。
その力を防ぐ武器が必要となる。」
「できれば戦いたくないのですが。武器なんて無いですし。」
「いや、怨念が強ければ、戦うしかないのです。
その怨念と戦うのです。
武器には心当たりがあります。
この丘の途中にある神社に、ある物が奉納されています。
それが役に立つかも知れない。」
零次朗を案内してくれた老人が、紅茶を運んできて言った。
「旦那様、小太郎殿がもうすぐ参ります。」
「そうか、来たら此処へ案内するように。」
国安は物理学者である。
物理学を研究するうちに、エネルギーを固定化する理論を発見した。
その理論の成果のひとつが霊魔を見る装置。
その装置のおかげで、霊魔の存在を知る事となった。
国安は物理は自然から教えられるとの信念から、
不思議な現象を自然からの警告と考えている。
霊魔もそのひとつだと考えるに至った。
「国安先生、もし小太郎が霊魔と戦って負けたら、どうなるのでしょう。」
零次朗は小太郎の力がどの程度なのか、その本当の姿をまだ見たことが無かった。
国安は霊魔の力を測ることもできたので、小太郎の力を知りたかった。
国安の作った霊魔を見る装置は、霊魔の持つ波動エネルギーを計測する事ができる。
そしてそれを分析して特徴を割り出し、スクリーンに投影する事で霊魔の姿を見ることができるのだ。
もちろん霊魔の声も再生される。
最初は大がかりな装置だったが、今では煙草の箱ほどの大きさになり、
見た目はデジタルカメラのようだった。
まず肝腎なのは、その蛇の霊魔の所在を突き止めることでしょう。
そして、供養をした方がよいでしょう。
生け贄は必要ありません。生け贄を捧げることは、新たな恨みを呼びます。
それに、複数の命を奪っているのですから、
これ以上命を奪うことをやめさせなければならない。
最悪は戦いになったときです。
蛇の霊魔だとすると、その能力は相当高い。
その力を防ぐ武器が必要となる。」
「できれば戦いたくないのですが。武器なんて無いですし。」
「いや、怨念が強ければ、戦うしかないのです。
その怨念と戦うのです。
武器には心当たりがあります。
この丘の途中にある神社に、ある物が奉納されています。
それが役に立つかも知れない。」
零次朗を案内してくれた老人が、紅茶を運んできて言った。
「旦那様、小太郎殿がもうすぐ参ります。」
「そうか、来たら此処へ案内するように。」
国安は物理学者である。
物理学を研究するうちに、エネルギーを固定化する理論を発見した。
その理論の成果のひとつが霊魔を見る装置。
その装置のおかげで、霊魔の存在を知る事となった。
国安は物理は自然から教えられるとの信念から、
不思議な現象を自然からの警告と考えている。
霊魔もそのひとつだと考えるに至った。
「国安先生、もし小太郎が霊魔と戦って負けたら、どうなるのでしょう。」
零次朗は小太郎の力がどの程度なのか、その本当の姿をまだ見たことが無かった。
国安は霊魔の力を測ることもできたので、小太郎の力を知りたかった。
国安の作った霊魔を見る装置は、霊魔の持つ波動エネルギーを計測する事ができる。
そしてそれを分析して特徴を割り出し、スクリーンに投影する事で霊魔の姿を見ることができるのだ。
もちろん霊魔の声も再生される。
最初は大がかりな装置だったが、今では煙草の箱ほどの大きさになり、
見た目はデジタルカメラのようだった。