『霊魔伝』其の壱 木の章
「可能ですね。それと同じ事がこの不動龍王刀でできるのではないかと推測しているのですがね。」
国安がそう言うと、真名瀬が笑った。
「剛ちゃん、アンタ科学者なんだろう。そんなマンガみたいなこと言ってると、俺みたいに学会から弾き出されるよ。」
「ま、とにかくこの刀をお守りとして持っていこう。役に立つと思うんだが。」
「はい。」
国安から不動龍王刀を受け取ると、大事に抱えて外に出た。小太郎はずっと零次朗の後ろで成り行きを見ていたが、零次朗が刀を受けとるのをみて囁いた。
《零次朗。この刀には霊魔が宿っている。》
「霊魔がいるって言うのか、この刀の中に。」
《そうだ。ずっとこの刀に封じ込められているらしい。
出たくともでられないと言っている。》
零次朗は振り返ると、まだ国安と真名瀬は話している。
「小太郎。どんな霊魔なんだ。どうすれば出してあげられるんだ。」
《この神社のどこかにある封印石を捜せ。そこに封印を解く秘密があると言っている。》
話しながら国安と真名瀬がでてきた。国安が零次朗に歩み寄り、布を渡した。
不動龍王刀を包んでいた布だ。
「これで包んでおいてください。そのままでは怪しまれるでしょうから。さて、帰りましょう。」
「ちょっと待ってください。小太郎がこの刀には霊魔が宿っていると言っています。ただ、封印されているので俺にはわかりませんでしたが。」
「そうですか。それでその霊魔とはどんな霊魔なのでしょう。伝承通りなら、大変危険な霊魔かも知れませんね。」
「この神社の中に封印石というのがあって、そこに霊魔の秘密があるかも知れないのですが。」
小太郎が横で頷いているが、国安には見えていない。
霊魔を見る装置は屋敷に置いてきていた。
国安がそう言うと、真名瀬が笑った。
「剛ちゃん、アンタ科学者なんだろう。そんなマンガみたいなこと言ってると、俺みたいに学会から弾き出されるよ。」
「ま、とにかくこの刀をお守りとして持っていこう。役に立つと思うんだが。」
「はい。」
国安から不動龍王刀を受け取ると、大事に抱えて外に出た。小太郎はずっと零次朗の後ろで成り行きを見ていたが、零次朗が刀を受けとるのをみて囁いた。
《零次朗。この刀には霊魔が宿っている。》
「霊魔がいるって言うのか、この刀の中に。」
《そうだ。ずっとこの刀に封じ込められているらしい。
出たくともでられないと言っている。》
零次朗は振り返ると、まだ国安と真名瀬は話している。
「小太郎。どんな霊魔なんだ。どうすれば出してあげられるんだ。」
《この神社のどこかにある封印石を捜せ。そこに封印を解く秘密があると言っている。》
話しながら国安と真名瀬がでてきた。国安が零次朗に歩み寄り、布を渡した。
不動龍王刀を包んでいた布だ。
「これで包んでおいてください。そのままでは怪しまれるでしょうから。さて、帰りましょう。」
「ちょっと待ってください。小太郎がこの刀には霊魔が宿っていると言っています。ただ、封印されているので俺にはわかりませんでしたが。」
「そうですか。それでその霊魔とはどんな霊魔なのでしょう。伝承通りなら、大変危険な霊魔かも知れませんね。」
「この神社の中に封印石というのがあって、そこに霊魔の秘密があるかも知れないのですが。」
小太郎が横で頷いているが、国安には見えていない。
霊魔を見る装置は屋敷に置いてきていた。