『霊魔伝』其の壱 木の章
《私は零次朗殿と契約した者。以前の名前は捨てた。さあ、新しい名をくれ。》
《零次朗。その霊魔は火の霊魔であり、不動龍王刀そのもの。》
小太郎が言葉を添えた。零次朗は昨夜炎に包まれたことを思い出していた。
「よし、決めた。おまえの名は炎の龍太。ヨロシク。」
《炎の龍太か。良い名だ。零次朗殿、宜しくお願いする。》
小太郎が零次朗の右胸に手を当て言った。
《炎の龍太。俺は電撃の小太郎。共に力を合わそう。》
《電撃の小太郎。宜しくお願いする。零次朗殿、この龍太を呼び出すときは、契約の証である痣に手を当てて、名を呼んでくだされ。》
「わかった。」
その時真名瀬が部屋に入ってきた。
「零次朗君。目が覚めたかい。いや、どうなったのか全然わからないけど、元気で良かった。そろそろ剛ちゃんも来る頃だろうし。朝飯でも食べながら、待つとしよう。さ、こっちへ。」
零次朗は言われるままについていくと、朝食が用意されていた。そういえば腹がすごく減っている。
「いただきます。」
零次朗は箸と茶碗を持つと、猛烈な勢いで食べ始めた。
「ま、そんなにあわてなくても。ゆっくり食べなさい。」
真名瀬は笑いながら言った。
「やぁ、零次朗君。その食べ方なら大丈夫なようだ。」
いつのまにか国安が入ってきていた。零次朗の隣に座ると、朝食を食べ始めた。
「うまい。真名瀬は顔に似合わず、料理が上手だな。」
「化学といっしょだよ。化学反応の一種さ。それなりの手順を踏めば、間違いなく食べられる物ができる。」
「はは、真名瀬さんは宮司なのに、すごく科学的なんですね。何かギャップがあるな。」
零次朗は二人のやりとりを見て、思わず笑った。
「零次朗君、今君の家に行って、事情を話してきました。妹さんしかいなかったが、了解してくれました。何か私のことを胡散臭い目で見ていましたがね。今日は、遅刻すると学校に連絡を入れてもらいます。もう少し休んだほうがいい。」
「わざわざすみません。母は仕事で朝早いんですよ。でも、もう平気です。一度家に帰ってから、学校に行きます。」
《零次朗。その霊魔は火の霊魔であり、不動龍王刀そのもの。》
小太郎が言葉を添えた。零次朗は昨夜炎に包まれたことを思い出していた。
「よし、決めた。おまえの名は炎の龍太。ヨロシク。」
《炎の龍太か。良い名だ。零次朗殿、宜しくお願いする。》
小太郎が零次朗の右胸に手を当て言った。
《炎の龍太。俺は電撃の小太郎。共に力を合わそう。》
《電撃の小太郎。宜しくお願いする。零次朗殿、この龍太を呼び出すときは、契約の証である痣に手を当てて、名を呼んでくだされ。》
「わかった。」
その時真名瀬が部屋に入ってきた。
「零次朗君。目が覚めたかい。いや、どうなったのか全然わからないけど、元気で良かった。そろそろ剛ちゃんも来る頃だろうし。朝飯でも食べながら、待つとしよう。さ、こっちへ。」
零次朗は言われるままについていくと、朝食が用意されていた。そういえば腹がすごく減っている。
「いただきます。」
零次朗は箸と茶碗を持つと、猛烈な勢いで食べ始めた。
「ま、そんなにあわてなくても。ゆっくり食べなさい。」
真名瀬は笑いながら言った。
「やぁ、零次朗君。その食べ方なら大丈夫なようだ。」
いつのまにか国安が入ってきていた。零次朗の隣に座ると、朝食を食べ始めた。
「うまい。真名瀬は顔に似合わず、料理が上手だな。」
「化学といっしょだよ。化学反応の一種さ。それなりの手順を踏めば、間違いなく食べられる物ができる。」
「はは、真名瀬さんは宮司なのに、すごく科学的なんですね。何かギャップがあるな。」
零次朗は二人のやりとりを見て、思わず笑った。
「零次朗君、今君の家に行って、事情を話してきました。妹さんしかいなかったが、了解してくれました。何か私のことを胡散臭い目で見ていましたがね。今日は、遅刻すると学校に連絡を入れてもらいます。もう少し休んだほうがいい。」
「わざわざすみません。母は仕事で朝早いんですよ。でも、もう平気です。一度家に帰ってから、学校に行きます。」