『霊魔伝』其の壱 木の章
「この写真に写っているのは、里見恭二郎とその教え子の松尾俊之。この松尾という教え子は、大学生の時殺人事件を起こしている。被害者は・・・」
「もしかして、田嶋理恵子のお母さんですか。」
「そうだ。田嶋恵美子さん。里見恭二郎の元妻でもあり、里見恭子の母でもある。松尾は里見恭子のボーイフレンドでもあったらしい。新聞の切り抜きはその当時の事件の記事です。報道では交際を反対された逆恨みの犯行となっています。しかし、松尾は取り調べにおいて犯行の記憶がないと言っていました。そして精神鑑定され、心身喪失ということで病院に送られました。その後、病院から姿を消しました。」
「交際に反対されていたのですか。」
「いや、とても優秀な教え子で、里見恭子・田嶋理恵子の家庭教師をしていたらしい。家族ぐるみでの付き合いだったようです。しかし、里見恭二郎が急に人が変わったあたりから、それが崩れたみたいなのです。里見恭二郎と恵美子が離婚した後も、里見恭子と付き合いがあり、近くに住んでいたようです。」
「あれ、この写真変だな。二人の足がぼやけている。」
「やはり気が付きましたか。この写真が撮られた時期は、里見恭二郎が人が変わる直前に撮られたものです。この写真を分析すると足のあたりに不明なエネルギーが漂っていたようです。それが光を屈折させて焦点がずれてしまったのです。」
「霊魔の波動ですか。」
「そこまではわかりません。その場で測ることができれば、判断のしようがあるのですが。」
「この写真の場所が特定できれば、何か掴めるかも知れませんね。」
「そうですね。残留しているエネルギーが測定できれば、その正体がわかるでしょう。それと、そのデータ表ですが、気象庁の友人からもらった地磁気の測定データなのですが、ある場所に集中して不思議な変化が現れているのです。正確に言うと、強力な電磁波の影響で地磁気が乱れているのです。それも特定の地区です。通常ではあり得ない変化です。」
「その場所はわかっているのですか。」
「はい、零次朗君の通う高校のある地区です。」
「えっ、本当ですか。」
「灯台もと暗し、でした。なんと零次朗君の高校を中心に一キロ四方に地磁気の乱れが記録されています。偶然にも高校の裏にある公園に地震計が設置されていて、 地磁気も同時に測定されていたのでわかったようです。」
「もしかして、田嶋理恵子のお母さんですか。」
「そうだ。田嶋恵美子さん。里見恭二郎の元妻でもあり、里見恭子の母でもある。松尾は里見恭子のボーイフレンドでもあったらしい。新聞の切り抜きはその当時の事件の記事です。報道では交際を反対された逆恨みの犯行となっています。しかし、松尾は取り調べにおいて犯行の記憶がないと言っていました。そして精神鑑定され、心身喪失ということで病院に送られました。その後、病院から姿を消しました。」
「交際に反対されていたのですか。」
「いや、とても優秀な教え子で、里見恭子・田嶋理恵子の家庭教師をしていたらしい。家族ぐるみでの付き合いだったようです。しかし、里見恭二郎が急に人が変わったあたりから、それが崩れたみたいなのです。里見恭二郎と恵美子が離婚した後も、里見恭子と付き合いがあり、近くに住んでいたようです。」
「あれ、この写真変だな。二人の足がぼやけている。」
「やはり気が付きましたか。この写真が撮られた時期は、里見恭二郎が人が変わる直前に撮られたものです。この写真を分析すると足のあたりに不明なエネルギーが漂っていたようです。それが光を屈折させて焦点がずれてしまったのです。」
「霊魔の波動ですか。」
「そこまではわかりません。その場で測ることができれば、判断のしようがあるのですが。」
「この写真の場所が特定できれば、何か掴めるかも知れませんね。」
「そうですね。残留しているエネルギーが測定できれば、その正体がわかるでしょう。それと、そのデータ表ですが、気象庁の友人からもらった地磁気の測定データなのですが、ある場所に集中して不思議な変化が現れているのです。正確に言うと、強力な電磁波の影響で地磁気が乱れているのです。それも特定の地区です。通常ではあり得ない変化です。」
「その場所はわかっているのですか。」
「はい、零次朗君の通う高校のある地区です。」
「えっ、本当ですか。」
「灯台もと暗し、でした。なんと零次朗君の高校を中心に一キロ四方に地磁気の乱れが記録されています。偶然にも高校の裏にある公園に地震計が設置されていて、 地磁気も同時に測定されていたのでわかったようです。」