KISS AND SAY GOOD-BYE
社員食堂で楽しくワイワイやりながらの食事も終わり、俺は自分の車に乗ってひまわりテレビへと向かった。
約束の時間15分前に到着した。
車内から安西プロデューサーに直接電話をかけた。
「モシモシ、安西プロデューサー、こんにちわ!
新星MUSICの桧山です。
只今ひまわりテレビに到着しましたが、どちらの方へお伺い致しましょうか!?」
『こんにちわ桧山君。
今ねぇ、池内ディレクター達と一緒に深夜11時からの1時間枠の空きが出るんで、何を嵌め込むかでもめてんだわ!
なかなか決まらなくてさぁ、まだ会議中なんだ!』
「池内ディレクターもいらっしゃるんですか!?」
『アッ、そうか!
桧山君、以前は池内Dと一緒に仕事したことが有ったんだよねぇ。
じゃあさぁ、良かったら会議聴いていきなさいよ。
今ねぇ、本館7階の第2会議室に居るから。
前にも来たこと有るわよね!?
制作部の左隣の部屋よ。』
「はい、分かります。
それでは、受け付けには話を通しといて頂けますか!?」
『分かったわ!
名前を言えば直ぐに入館証出してくれるからね。
山本君や竹内君も居るわよ。』
「まさに、メロスのメンバー勢揃いじゃないですか!」
『あれ終わっちゃったからねぇ~♪
バカやり過ぎたから。
自分でもくっだらねぇ~なんて思いながら悪ふざけしすぎたからね。
終にスポンサーに逃げられちゃったわ!』
「ハハハ…。
まぁ、スタジオでVTR観ながら、司会者がヤジを飛ばして突っ込んでましたからね!
ヤバイなぁとは思ってました。ハハハ…。」
『じゃあ早くいらっしゃいね!』
と言って電話は切られた。
俺は、携帯をバイブにしてからスーツの内ポケットに仕舞い、車から降りてロックを確認してからエレベーターで地下駐車場から1階に遣ってきた。
このエレベーターは、1階までしか上がらないので、ここからは受付で入館証を貰わないと、その先のセキュリティーゲートに入館証を翳してバーが開かないと、上には上がれないようになっている。
エレベーターから降りた俺は、直ぐに受付で
「新星MUSICの桧山と申します。
本日、第2制作部の安西プロデューサーと約束が有りまして伺いました!」
『はい、桧山様で御座いますね。
お伺い致しております。
此方が入館証で御座います。
お帰りの際は、彼方のゲート出口のところにノートが御座いますので、お名前をご記入戴き、警備員に入館証の返却を宜しくお願い致します。』
「了解しました。」
『それでは、彼方のエレベーターからどうぞ。』
と言うやり取りの後、エレベーターで7階まで上がってきた。