貴方と私の秘密の関係
あの元気をくれる明るい笑顔がある…。


こんなにも会いたかった人が近くにいる…。


手に届く距離にいる…。


まだ信じられないけど、本当にいるんだ…。


和くんに会ったら沢山聞きたいことがあったのに、1つも出て来ない…。


沢山、話したいこともあったのに、それさえも出て来ない。


ただ、心臓の鼓動は速くなるばかり。


緊張しちゃって、上手く話せなくなった私に気付いたか、

和くんがいろいろと話し掛けて来てくれた。


それに私は答えるばかりで、自分から和くんに聞くことは出来なかった。


そんな楽しい時間は刻々と過ぎて行き、気が付くともう辺りは薄暗くなっていた。


いつの間にか、午後5時を少し過ぎていて、

もう3時間ずっと話していたことに気が付いた。

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