空と海が交わるとき
これは最初から決まってた事だ
私は本来、ここにいる筈の無い人物なのだから…
「…里奈は、もう居ないんだな。」
司の言葉が、グサリと突き刺さった。
「私が居る…それが答えだよ。」
動揺を隠して、莉子は冷静に答えた。
「なら、別に莉子が消えなくてもいいじゃねぇか!確かにお前は里奈と入れ替わったのかもしんねぇ…けど、今ここに居るのは莉子だろ!」
違う
違うんだよ司
「言ったでしょ?私は海の姫なんだ…私にはやらなきゃいけない事がある。」
莉子が冷たく告げた後、司は莉子の肩を強引に掴んだ。
「海の姫がなんだよ!お前は莉子で…俺達の幼なじみって事には変わらないじゃねぇか!湊の…国王様の願いを忘れたのか…ーーっ!」