空と海が交わるとき













三年前




最後に来た、空と海を見渡せるこの場所
   




そこには、『刈谷莉子』『桂里奈』と書かれた墓石があった。




「…久しぶり、莉子、里奈。」



花を置いて、俺は二人に話しかける。



あれからもう三年か



「お前らが望んだように…少しずつだけど、空と海は仲良く暮らせてるよ。」



俺だけじゃ絶対辿り着けなかった場所



今こうしてここにいるのは




命を懸けてくれた二人が居たから



「…ありがとう。」 




俺は海を見つめる。



水平線の向こう側




空と海が交わっていたーー




End





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