君の笑顔をもう一度

 「あ、えっと図書室に行って来るね」

 そう苦笑いをして教室を出た。



 んん~?

 なんで隼人君はわざわざ電話して来たん
 だろう?

 図書室に行く途中私は改まって来いと言
 った隼人君に疑問を感じていた。

 ガラッ

 図書室を開けると人が居ないか確認する。

 ここの図書室は滅多に人が来ないんだ。だ
 から隠れ家みたいな所。

 んで私が探してるのはあの人なんだけど。

 ん??

 まだ着てないのかな。

 「おいっ」

 えっ!!

 私の頭上からあの人の声がした。

 「邪魔なんだけど・・・・ってゆうか腹
  へって死にそう」

 そう言って私の肩に顔を乗せた。

 「ちょっ隼人君!?」

 私は隼人君を引きずってソファに横にし
 た。

 「・・・朝、メシ食ってくるの忘れた」

 あ、そうゆう事。

 それはお腹が空くね。

 私は二つあるうちの一つを隼人君の前に
 差し出した。

 「お、ありがと」

 ご機嫌のようにお礼言うとさっきの様子
 がさっぱり消えていた。

 私も弁当を開けた。

 「おお~すげ~こりゃあプロ並だな」

 ・・・・なんか隼人君の後ろにピンクの
 花のオーラが見えるのは気のせいかな?

 目をこする。

 いや、現実だ。

 そして隼人君がおかずを口に運ぼうとし
 た時・・・・

 パクッ

 隼人君の前からおかずが消えた。
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