君の笑顔をもう一度


 うっ・・・・

 
 前の掲示板に顔ぶっけた
 
 うぅ~

 顔がじりじり痛む。

 真っ赤になった顔を手で押さえる。

 「・・・・・アホ」

 頭の上から聞き覚えにある声がした。

 ん?

 顔を上げる。

 ゲッ


 「・・・・隼人君」

 そこには少し呆れ顔の隼人君が立っていた。

 「その・・・さっきは悪かったな」

 さっきってキスの事?

 「その・・・いいよ別にすごい嫌って訳じ
  ゃないから」

 ん?

 待てよ!?

 これじゃあ良かったよって言ってるような
 もんじゃない!!

 「・・・・まぁ気にすんな。さっきのは何
  にもなかったって言うことで」


 ズキッ


 何だろう隼人君にそんな事言われるとなん
 かへこむかも。

 「だから、大事なキスは好きな人のために
  取ってろって事」

 え・・・・


 何だ、そう言う事か。
 
 当たり前の事言われただけなのにショック
 だなって思った。

 「なぁ、アイツどうにかしてくんねぇか?」

 あいつ?

 そう言うと隼人君は窓の外を指差した。

 「え??」

 外にある木に人がいっぱい集まってるんだ
けど一人だけ白くなって伸びてる。

 「お~いいい加減にしろよ!!時雨~」

 


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