君の笑顔をもう一度


 「んな恐い顔で睨むなよ」

 凛が呆れ顔で言った。

 「じゃ教えて」

 全力の笑顔で言った。

 「笑顔、恐ぇ~」

 眉間にしわを寄せる。

 「・・・・・お前には関係ない」
 
 もくもくと食べながら冷たく言われた。

 隼人君酷っ!!

 ムゥ~

 ギロっと睨んだ。

 「そうですか分かりましたよ!!」

 ―――ガシャン

 テーブルに思いっきり手をつき、部屋を出た。

 
 

 ―櫂said―


 「相変わらずだな」

 つーか今の顔は無しだ!!

 うかつにもドキッとしてしまった。

 睨んだ顔が可愛いとかないだろ。


 自分のほっぺを思いっきりビンタした。

 「「・・・・・」」

 冷たい目で見る二人。

 「・・・・しゃーねだろアイツにはどうして
  も言えないんだから」

 そう・・・・俺達が集まった理由はアイツの
 事なんだから。

 「まぁお前の父親に聞いたけど・・・・・
  どうしても無理やりアイツを出させなきゃ」

 俺達はアイツをどうにか出すことを考えていた。

 「・・・・・血祭りになる前にな」

 凛がそっと呟いた。
 
 
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