君の笑顔をもう一度


 じいちゃんと夕飯中。


 「はぁ~」
 
 深いため息をつく。

 なんかやたら高校生活に不安を感じる
 のですが気のせいでしょうか・・・・?

 
 イジメとか遭ったら嫌だな。

 すると私の様子に気づいたのかじいちゃ
 んが声を掛けてきた。

 「学校で何かあったのか?」

 「ん?あー・・・・」

 私は学校であった事と不安ばかりの高校
 生活について話した。



 「う~む・・・中学と変わらんから大丈夫
  じゃろ」
 
 え・・・・。

 なんか物凄い軽く流されました。

 じいちゃんそこ凄く重要!!



 ・・・・・。



 駄目だじいちゃんに言っても話にならない
 や。
 まっとりあえず気にしないでおこう。

 

 「なぁ新入生代表とはどんな奴じゃった?」

 え?

 どうしたんだろ急に?


 新入生代表・・・・・。
 あーあの人。
 
 「えっとね、すごいかっこいい人だったよ」

 「名前は?」


 確か・・・・。


 「棗 隼人」

 すると突然じいちゃんが目を大きく見開い
 た。

 
 え?

 なに??





 


 
 





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